セネカと人生について
暴君ネロがまだ善政で有名だった頃、ネロは2人の偉大な先生を政治顧問としていました。そのうちの一人、哲学者セネカの本を読みました。
- 作者: セネカ,大西英文
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/03/17
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セネカは「よき人生」について、これでもかというほど熟考し、明快な文章で2000年後にいきる私たちに教え諭してくれます。本の内容は、「せこせこ働いて雑多なことに脳みそ使うんじゃなくて、この世は広くて深いんだからもっとゆとりのある生活をして、この世の真理を追究しながら過ごそうぜ!」という感じです。しかしセネカの生きたローマ帝国時代と違い、現代人は雑多なこともこなしていかなければならない(ローマ帝国時代は、雑多なことは奴隷がやっていた)ので、本の大筋の内容通りの人生を真似するのは、お金持ちな人以外、至難のわざです。まあ、でもこの世の雑多を背負いながら生きる人々にもセネカ流のすばらしい人生をおくれる術が、同じ本のなかの「心の平静について」という短編で書かれていますのでそちらを参考にすれば良いのかなあと思います。セネカも死ぬまで大量の雑多なことを抱えつつ真理を見つめていたので、とても参考になります。
セネカは後に暴君と化したネロによって死を賜りましたが、死ぬまで有能な政治家であり続けました。死ぬまで隠居せず、死ぬまで現役で政争に巻き込まれつつ雑多なことを多く抱えて生きました。そして努力の甲斐もなく、かわいい教え子に死を命じられました。セネカの人生はハッピーエンドではなかったですが、彼の著作や思想は現代に伝わっています。
長寿で家族と環境に恵まれた平穏な生き方と、平穏とは程遠く擦り切れた人生の果てに虚しい死に方をするがその生き様や、やり遂げたことが数百年数千年後の人々にも影響するような生き方のどちらが幸せなのだろうと最近考えます。
個人的には後者がかっこいいと思いますが、どうなのでしょう。どちらの人生にしても、個人の努力だけではなくて運にも恵まれていないと、平穏無事な人生も、数千年を超えて名声が残る人生も歩めないのでしょうね。
最近雑多を受け入れて楽しく処理できるようになってきたので、久しぶりに訪問しました。
久しぶりにはてなに来ました
最近めまぐるしい毎日で、全くはてなに来てなかったです。お久しぶりです。 最後にはてなに来たのは夏真っ盛りの頃だったのに、今日スーパーを覗いたらお鍋の具材特集をやっていて、その上テレビでは、伊勢神宮の式年遷宮が生中継されていて、季節の移ろいをいやでも感じてしまいました。
さてさて、そろそろオフラインに戻ります。 最後に、今夏に訪れた太宰府天満宮の参道にて、感動したスタバの写真を載せます。 このスタバは、その独特の設計で、一時期ネット上で話題になりました。 超有名建築家の隈研吾氏の設計です。 すごく奇抜なデザインなのに、参道の風景に溶け込んでいるから不思議です。す、すごすぎる、世界の隈研吾氏・・・。
それでは、これからもよろしくお願いいたします。
最近食べたものとか作ったものとか
ここ1週間くらいで食べたものや作ったものを振り返ります。
今日の晩ご飯でした。 クックパッドの大人気ページhttp://cookpad.com/recipe/1015582 を参考にしました。美味しかったです。
実家で母から作ってもらいました。雨の休日に元気が出ました。
これも実家で母に作ってもらいました。私が最近とある賞を受賞したので、お祝いにお赤飯を炊いてもらう予定でしたが、私たちの気分がおぜんざいに変わりました。
たまに行きたくなります。言わずと知れた超有名店です。ネギ増量が有料になっててショック。でも美味しかったです。 100円の半熟卵を乗せて。
九州のとある地域のローカルラーメン。 豚足とかチャーシューといった、豚に由来するものにこだわっていらっしゃるようです。
全部美味しかったです(^o^)/ 明日もがんばろっと。
マキャベリーーー
- 作者: ニッコロマキアヴェッリ,Nicoll`o Machiavelli,河島英昭
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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いやー、感想は「難しい」の一言。
これからの私の人生に活かすために読んでいるんですが、まず読み手に分かりやすくて、かつイメージしやすくする目的で書かれたであろう、ふんだんな人物例からして分かりません!
当時のイタリア・フランス・スペインや古代ローマ史の情勢や人物(征服者、野望に失敗した領主、カリスマチェーザレ、戦争には勝っていたのに古代ローマに煮え湯を呑まされたピュロス王など)がたくさん例として挙げられています。
当時の人々には非常に分かりやすくて簡明な文章だったと思います。
現代日本の感覚ならば、安倍総理のこの政策はよくて、あれはダメだとか、民主党の下野した理由とか、徳川綱吉の前半の治世をべた褒めしつつ、生類憐みの令をこき下ろすとか、中国・韓国の政策論評とか、ロシアの強権を褒めるとか(マキャベリは強権が好きそうなので)、オバマ大統領の経済政策にチクリと物申すわけです。
そして上記の例から共通点する失敗点や成功者要因を挙げて、「ココを抑えてキミも理想の政治家になろう!」とかいうわけです。
それでその本が大大大ヒットをとばし、西暦2500年頃の我々の遠い子孫が「すごい本らしい!(^^)」とか「コレ読む自分てカコイイ!」とか思って手にしている状態です。
実際に、当時のイタリアでは、マキャベリが執筆途中の時から写本で広く流布し、かつ多くの人々から熱狂的に読まれていた君主論です。
写本で広まったので、現代に至るまで細部の言い回しが本当にその言い回しでOKなのか、論争が続いているそう(例:「あなた」と書いたのか、「あなた方」とマキャベリは書いたのか、、、。など。)。心の奥で「ど、どうでもいい。。。」と思いましたが、研究者になると大問題になるようです。
世界中の為政者に最も読まれている本だともいわれます。
しかし私がいるのは、この本が書かれた時代から500年後、しかも東アジア。
ほとんど例に挙げられている人物が分かりません。
イル・モーロって誰。サヴォナローラって誰。
一応、当時のダークサイド代表「チェーザレ・ボルジア」なんぞの人生や古代ローマ史を勉強してから読んでみたものの、勉強足らなかったみたいです。
どうでもいいけど、チェーザレ・ボルジアの、500年経ってもムンムンに漂ってくる色気はどうしたものか。。。
あんな男に会ってしまったら、きっと「愛人でもいいからそばにいたい!!!」と思ってしまうんでしょう。。。恐ろしい男だ。。。
- 作者: 塩野七生
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感覚としては1500年代のイタリア地域における野心ありありな方々へ捧ぐ、自己啓発本といったところです。
「新しい領土に攻め入ってこれを手にいれたら、必ず前領主一族は根絶やしにすること」
とか恐ろしいことも、さらりと書いてあります。
しかし非常に勉強になる考え方ばかりなので、もう一回当時のことを前知識としていれてから読み直そう。
********
余談ですが、マキャベリが『君主論』を執筆している際に、同時に執筆していたという、『ローマ史論』もおもしろそうです。共和制ローマについて批評を書いてるとのこと。
- 作者: マキアヴェルリ,大岩誠
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混乱する時代に揉まれて、人生のどん底に落ちた時に書いた著作達により、マキャベリは後世まで世界中に名を馳せます。
後にマキャベリは「自分は有能」アピールをしまくって、自分を人生のどん底に落とした張本人に雇ってもらいます。
なんて図太い!
・・・チェーザレ・ボルジアはすごく色っぽくてダークヒーローでかっこいいけど、図太い・しつこい・賢いの三拍子揃ったマキャベリもかっこいいと思います。
1日遅れですが、被爆者追悼
モブログに挑戦中
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というわけでネット環境を持たない私はこのブログをえっさえっさとiPhoneから投稿しています。
しかしなかなか表現の仕方が制限されてしまいます。。。
私も見目麗しいブログが書きたい!!!
というわけで、現在えっさえっさとモブログ環境を整えています。
全くの初心者なので、一から勉強しています。
しばらくは受験勉強ではなく、モブログ環境構築の勉強に集中です。
社会人だからこそできる勉強の自由を謳歌しよう。むふふ*\(^o^)/*
カエサルさん凄すぎです
ローマ人の物語〈10〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(下) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
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- 作者: カエサル,近山金次
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- 作者: カエサル,國原吉之助
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